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施設スタッフからの気持ちが嬉しかった

当店は私が配属になる前から在宅業務を受け持っていました。
当時は、まだ処方箋を受付し、薬を配達するだけで専務スタッフの方にも配達をお願いすることがありました。
ところが間もなくして居宅算定加算をとることとなり、契約者の事や、入居者の方への自己負担金が増えることなど、話し合うことが沢山発生した為、落ち着くまでは私は配達し、施設のスタッフの責任者とお話しするようになりました。

 

施設の訪問を重ね、少しづつスタッフや入居者のお顔を覚え始めたある日、入居者の方が私に話しかけてくれました。私は、特に何も考えず入居者の方に近付きお話しを聞きました。
入居されている方は、認知症の方でありお話しする内容は、少し分かり難い店もありましたが、お話しを聞くの私の様子をみて、施設のスタッフの方から「こんな風に入居者とお話しをしてくれたのは初めてです。ありがとうござます。」と言って頂けました。その後施設の方が「この人は、私の息子なんですよ。」「いや私の旦那です。」などと冗談を言い、 入居者を笑い会いました。以前は、単に薬を配達し設置するだけでしが、施設スタッフの方とお話しすることが増え、今まで施設スタッフが抱えていた問題点を私に言ってくれるようになりました。
私のことを気に入ってくれている入居者のおばちゃんは、私が薬を設置していると、スタッフの方が持ってきてくれた椅子に座り、私の仕事の様子を見ています。
そして、私が家に帰ろうとすると、玄関まで見送ってくれることもあります。
夏の暑い日にこんなことがありました。
薬を設置している部屋は、冷房がきいておらず、私は汗だくになって薬を設置していました。すると、スタッフが扇風機を持ってきて来れました。さらに、ちょうどおやつの時間だったので、入居者の方々に配っていたかき氷を、私の為にも作ってくださいました。そして、シロップの味も聞いてくれました。まさか、そこまで色々して頂けるとは思っていなかったので、本当に嬉しかったのを覚えています。結局その日は、とても暑く、汗が引くことはありませんでしたが、店舗に帰る時はとても清々しい気持ちでした。

 

また、先日は、私に3人目の赤ちゃんが生まれることもスタッフの責任者は知っており、この間も、無事に生まれた事を喜んでくれ、少しばかりですが互いの身の上話に花に咲きました。
今では、施設に行くことが私にとっては、ちょっとした気分転嫁にもなり、仕事でもメリハリがつきました。

 

最後に、居宅施設に薬を配達・設置しても、個人在宅とは違い、入居者と直接お話しする機会が無いと思います。そんな時、コミュニケーションを密かに取れるのは、施設スタッフの方々です。
施設スタッフの方々と打ち合わせ打ち解け合うことで、得られる事の多さを気付きました。
これからも、よりよい関係性を保ち、入居者の方の健康維持に少しでも貢献できればと思います。

 

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