当店の入り口は手入れされた色とりどりの鉢植えの花で飾られ、患者様を迎えています。
開店当初は、私も当時のスタッフもガーデニングには大した興味もなく、植えて手入れをするという考えがなかったので、せいぜい開局のお祝いに頂いた観葉植物を枯らさないように水やりをする程度でした。
そんな当店にやってきた事務スタッフのUさん。UさんとUさんのお母様はガーデニングが好きということで、私に「お花を植えてもいいですか?私が土とか鉢とかも買ってくるので。」という提案を出してくれました。
早速彼女自身で稟議書をあげ、お花選びから土の用意までして、きれいに植わった鉢植えを下手野店の入り口に運んでくれました。
長期の休みの時には自宅に持ち帰って世話をしてくれたり休日に水やりに出てきてくれたり、Uさんが愛情を持って育ててくれたおかげでどんどん大きくなってプランターいっぱいに花が咲きました。
当然、患者様の目にもつきますので、入ってくるなり「お花きれいに咲いてるね。」「きれいに手入れして。」と会話にも花が咲きます。 このような患者様との交流の中でも、お花の存在によってより親しくなれたYさんという患者様がいらっしゃいます。
Yさんはクリニックの隣にお住まいでガーデニングがご趣味のようでバラなども育てていらっしゃいます。お花を入り口に置き始めたころから、水やりについてのアドバイスをいただいたり、ご自身のお庭に咲いたバラや紫陽花を切って持ってきてくださいます。 そして、薬局に大きな花瓶がないことに気が付くとご自宅で使っていないという花瓶まで提供してくださいました。
おかげで当店は入り口はUさんの育てる鉢植えの花々が、店内にはYさんのお庭で咲く花が季節を感じさせてくれます。 ちなみに、開局の時から当店の入り口に鎮座している観葉植物も枯らすことなく、新芽を出しながらまだまだ大きく育っています。
今後スタッフは変わっても、お花で季節を感じられる薬局であり続けられたらいいなぁと思います。
あらためて、お花に対してめいっぱいの愛情を注いで育ててくれているUさんに感謝!